Bluevision Mail No.6(2017/11/1)

10月のNew Yorkは一年の中でも一番いい季節です。

特に今年は清々しい晴天の日が多く、例年ほどまだ寒くなっていなかったので、日本からNY観光に来た家族も大満足で帰国しました。久しぶりに一緒に観光したNYは以前に比べてまた新しいスポットができていたり、伝統を守りながらも新陳代謝を繰り返しながら、新たに発展していくメトロポリタンシティであることも改めて感じました。帰国する時はちょうど日本は台風でしたが。

今月は主に「グローバルプロジェクトの管理方法」について日本の方と議論する機会があったり、NYに拠点がある日本のITベンダーとの方々と交流を持つことができたので、今後のビジネスに役立てればと思っています。

それでは今月も宜しくお願い致します。

グローバルコンサルティング&ITトレンド

IBM

アメリカのIBMがアマゾンのクラウドに対抗するため人工知能のワトソンの無料提供を行うことになりました。これにより大学やベンチャー企業でも利用しやすくなり、AIの普及、またIBMのクラウドビジネスの拡大を狙っています。恐らくワトソン普及拡大後、優秀なベンチャー企業を買収してワトソン経済圏などを作る戦略でしょうか。

Oracle

10月初めにSFで開催されたOracle Open Worldで2025年までに起こる変化を予想

ブロックチェーンやIoTについてもERPなど各種アプリケーションに組み込まれ、連続性のあるソリューションとして企業が活用できるシナリオを描く。

OracleやSAPの業務アプリケーションもクラウドをベースにAIやブロックチェーン、IoTのテクノロジー組み込むことでサービスを提供していく方向になるようです。

SAP

モノのインターネット(IoT)向けブロックチェーン構想における最初の共同イノベーション参加顧客とパートナーを発表

SAP Leonardo Blockchain共同イノベーションプログラムでは、製品の追跡とトレースのために製品のコンセプト策定、設計、製造、ロジスティクスの各フェーズでイベントをブロックチェーンに記録するなど、さまざまな用途をSAPのお客様とパートナーが詳細に検討することができます。また、このプログラムでは部品のシリアル化、在庫管理と製品の将来性や信頼性のためのオーダー検証についても取り組みます。さらにSAPはさまざまなサプライヤーがブロックチェーンに商品やサービスを直接送信することでビジネスネットワーク全体で効率を高めるデジタルサプライチェーンシナリオについても検討しています。

 

グローバルプロジェクトの現場より

ERP(基幹業務システム)のコンサルタントとして十数年グローバル展開計画や導入プロジェクトを行っていますが、最近またグローバルERPとして日本本社だけの導入ではなく、世界中に点在するの企業グループ全体でのERP導入が世界中の各拠点で行われています。
グローバルにERPを展開するためのポストモダンERPの戦略、アプローチについて考えます。

ポストモダンERPとは

コアのERPを中心に据えつつ、周囲にクラウドERPなどを組み合わせたグループ全体でのERPのことを言います。1990年後半から2000年代に各企業がバラバラの業務アプリケーションを統合型の業務アプリケーションであるERP導入を行い、関連子会社含めて展開を行ってきました。しかし、グローバルでのビジネス環境は激しく変化しており、従来のコアERPだけで対応するのが難しくなるのと同時に他社との差別化、事業拡大の拡大のため柔軟に革新的なクラウドベースのアプリケーションを取り込む必要があります。
日本企業は今後よりコアERPとクラウドベースのアプリケーションから構成されるハイブリッドERPの流れになっていくと思います。

基幹業務アプリケーション戦略

日本企業の中にはすでにコアERPを導入して、各日本の子会社、海外子会社に展開している企業もありますが、まだグローバル全体の観点ではこれから海外含めた基幹業務アプリケーションの戦略、計画を進めている状況です。
基幹業務アプリケーションのコアERPをどの製品でどの範囲とするかは企業それぞれの判断がありますが、今後はより早く、安く、柔軟に海外子会社含めて展開していく必要があります。
そのグローバルのアプリケーション戦略として参考となるのが、ガートナーが提唱しているペースレイヤー戦略です。ペースレイヤー戦略とは、「コアERPに持たせる機能を記録、差別化、革新のペースレイヤーに分類」する考え方で、これに加え、会社/事業の重要度、地域重要度なども含めて検討する必要があると思います。

ポストモダンERPの導入と運用

ポストモダンERPをグローバルのERP展開としてどう実現していくかを検討する上で重要なのが導入と運用です。もちろんグローバルな視点でどういう優先度、スケジュール、コストで導入していくのか、またグローバルでのシステム運用をどういう方法、言語、サポート体制で行っていくかを考える必要があります。
日本本社だけではグローバルにサポートできることも限られてきますので、海外に拠点があり、経験豊富なパートナー会社とのアライアンスも選択肢の1つになるでしょう。

グローバル&ローカルニュース

今月のグローバル&ローカルニュースは、先日NYで行われましたBlockchain Technology and the Art Market@NYとアメリカでのIT予算がどこに向かうかというお話です。

Blockchain Technology and the Art Market@NY, Oct 5th, 2017

先日NYのUpper Eastのある会場でブロックチェーンを利用したアートマーケットという内容のセミナーに参加してきました。Fintechと同様NYたくさんの美術館、アートギャラリー、教育機関、金融/投資会社などがありますが、ブロックチェーンとアートという組み合わせですでにビジネスを行っているベンチャー企業のCTOから説明がありました。
Artyは世界中のアートをインターネットベースで身近なものにするというミッションでアートプラットフォームを構築しているNYのベンチャー企業です。 古典から中世、近代美術、彫刻から写真まであらゆるアート情報をデータベース化し、作品の売買やアート教育に力を入れています。また最新のブロックチェーンテクノロージーを使ったアートビジネス(著作権、売買取引等)についても紹介がありました。
またシンガポールからビデオ会議でMaecenasのCEOからビジネスの内容について説明がありました。Maecenasはギャラリーや個人投資家、アートコレクターがP2Pでアート投資を行うプラットフォームをサービスとして提供しています。
参加していた関係者もアートギャラリーや投資家の方も大勢いて、アートxテクノロジーの組み合わせがニューヨークならではの新しいビジネスチャンスになる予感がしています。


AI? Blockchain? Cloud computing? What technologies are CIOs really investing in right now?

Gartnerが発表した2017年の先進テクノロジーのハイプサイクルをベースに企業のCIOが最新テクノロジーのどの分野に今後投資していくかという記事。AIやARなどは最新のテクノロジーであるが、まだ企業導入事例が少なく、まだ検討段階であり、冒険的なIT投資を行う余地は少ない。それよりも現実的にはセキュリティ強化やビックデータ分析の実現など今後のデジタルトランスフォームのためのプラットホーム整備に投資しているという現状のようです。
日本語:AIかブロックチェーンか、クラウドか–CIOの投資はどこへ?https://japan.zdnet.com/article/35109258/

日本からのセルビアのオフショア開発が熱い?

NYである企業様から最近日本のオフショア開発でセルビアを使う予定ですというお話をお聞きしました。「セルビア」ってどこ?
セルビアは2020年にEU加盟を目指す南東欧州、中欧の国で経済回復が順調に進んでします。また低い法人税(15%)、主要なヨーロッパの国々に近く、平均労働賃金もまだ低いということで欧米の企業も最近多数進出しています。
また英語が話せる人材が多いこと、日本からの時差も-7時間(日本の午後はセルビアの早朝)になることからオフショア開発のメリットがあるということでした。

JETROレポート:ブラジルの「働かせ方」が決まる

ブラジルコストとして日本からの進出企業も苦労していた統合労働法の改正案が上院を通過しました。
ブラジルでのプロジェクトした時に現地人事担当者からブラジル人の労働者に訴えられると敗訴する可能性があるので、プロジェクトでの労働時間は気を付けて下さいと言われていました。また福利厚生の一環で各部門にコーヒーが常備していたり、毎日コーヒーを入れる専用の従業員がいたりとブラジル特有の労働法が景気悪化のために企業からも見直しがあったようです。

ニューヨーク情報

10月といえば、食欲の秋。ニューヨークも秋分の日以降、日照時間も大分短くなり、涼しくなってきて美味しいものが食べたくなってきます。そんな時、ニューヨークは世界中の様々な料理、多くのレストランがあるので、お金さえ出せば、、美味しいものが食べれます。(笑)今回は、ニューヨークのお勧めレストランをご紹介します。

ステーキ

最近日本でも流行っている赤身の熟成肉のステーキ。ニューヨークからもウルフギャングやベンジャミンステーキなど日本に進出しているステーキハウスもあります。そんなニューヨークのステーキですが、やはりNo.1と言えば、ブルックリンにあるピータールーガーステーキハウスです。
ピータールーガ-は場所はブルックリン(ロングアイランドにもあります)、予約は電話のみなど少し敷居は高いですが、歴史が古く、他のNYステーキハウスにのれん分けしている老舗です。
なかなか予約は難しいですが、行く機会があればぜひポーターハウスステーキをオーダーしてみて下さい。
 

イタリアン

ニューヨークのマンハッタンにはリトルイタリーがあり、昔から多くのイタリア移民が多く住んでいました。アメリカのイタリアンと言えば、アルデンテ関係なく、大量でやわらかいパスタのイメージがありますが、さすがにNYのイタリアンは美味しいです。(笑)
最近ビジネスでもファミリーでも利用しているのが、Quality Italianというミッドタウンにあるイタリアンレストラン。隣に人気ステーキハウスのQuality Meetがあるので、そこのステーキもオーダーできます。パスタ、ステーキ、デザートも美味しいので、お勧めです。

飲茶

先日意外と美味しかったのが、Dim Sum Placeという飲茶のお店。最近お洒落なレストランが多い、Hell’s Kitchenという場所にあり、先日家族が日本から来ていた時にも久しぶりのアジア料理ということで好評でした。値段も手ごろでお腹も満足でした。
また機会があればニューヨークのレストラン情報もアップしたいと思います。
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Bluevisionのサイトも構築してコンテンツも徐々にBlogとして更新していきますので、引き続き宜しくお願い致します。
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