Bluevision Mail No.7 (12/1/2017)

11月は初めて中西部ミシガンのデトロイトへの出張に行ってきました。2013年に財政破綻したアメリカ自動車産業中心の街デトロイトですが、既に財政破綻から脱却しているらしく、私が訪れたデトロイト郊外の市は整備されていて綺麗な中西部の街でした。

デトロイト郊外の市にも自動車関連の日系企業が多くあり、たくさんの日本食レストランや日系スーパー、日本人学校等日本人コミュニティも充実していて日本人なら快適に住めそうな場所です。
またそこから南下してオハイオ州やインディアナ州、その下のケンタッキー州、南部のテネシー州、ミシシッピー州にも数多くの日系企業が集まっています。2015年にUS本社の移転を決めたトヨタ自動車関連企業もなどテキサス州のダラスに集まってきていますので、日系企業のコンサルティングの仕事もこの地域が多くなってくるのが分かります。

http://www.nippon.com/ja/column/g00272/

また次回アメリカ中西部で実際のプロジェクトがあれば、内容も含めてご報告したいと考えています。

それでは今月も宜しくお願い致します。

グローバルコンサルティング&ITトレンド

Accenture

アクセンチュア、三井住友フィナンシャルグループにおける先進的な自動化ソリューション導入を通じたデジタル変革を牽引

このニュースで出てきたキーワード:RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)とはソフトウェアロボットを使って定型的な業務プロセスを自動化することです。RPAを導入することで企業のコストメリットや生産性向上、品質向上などを目指すということですので、このニュースでもアクセンチュアだけでなく、EY、デロイト、IBM、PwCなどコンサルティングファーム各社も強化しています。
今後ロボットによる業務の自動化(RPA)がコンサルティング業界のキーワードになるかもしれません。

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)

Plante Moran

米大手 会計・税務・コンサルティングファーム プラントモラン9月に日本法人設立

現在アメリカ、メキシコを中心に120社を超える日本企業の海外拠点の会計・税務・コンサルティング業務を行なっているPlante Moranが、逆に日系企業本社を支援するために東京に日本法人を設立しました。
このファームには30人近くの日本人チームが日系企業をグローバルにサポートしています。
https://www.plantemoran.com/how-we-can-help/services/international-business-services/japanese-business-services

Workday

最近よく人事系基幹業務のSaaSアプリケーションとしてWorkdayのニュースを聞きます。
アメリカではWorkday専門のインプリパートナーがいるようですが、日本ではPwCやIBM、Accentureなどの大手コンサルティングファームがグローバル企業の会計、人事の基幹業務のパートナーとしてWorkdayと協業しています。

企業の人事、会計のところを掌握するSaaSで成長するWorkdayの次なる戦略
業績も順調のようでWorkdayのサービスを利用する顧客の満足度は、実に98%を達成しているとはすごいですね。

PwC Japan

これまでのクラウドは、Webホスティングや一般的なSFAや人事管理など水平的なアプリケーションが多かったが、これからは、金融業や製造業など業界別の垂直型クラウドアプリケーション、クラウドソリューション(Vertical Cloud Solution)が増えてくるという予測です。特にSCM(サプライチェーン管理)やPLM(製品サイクル管理)、コンプライアンス管理なども今後クラウドに移行してくるということですが、業界の深い知識が必要であり、ユーザ側も巻き込んで業界全体で時間を掛けながら徐々に移行してかなければなりません。

 グローバルプロジェクトの現場より

先月PwC Japanから「アジャイル型開発における注意すべきポイント」についてのレポートがありましたので、実際のグローバルプロジェクトでのプロジェクトアプローチについてお話しします。

ウォータフォール型アプローチ

ウォータフォール型は従来からのプロジェクトで使用され、各フェーズでの前工程が終わるまで次の工程に進まないことで品質を確保し、全工程への手戻りを最小限にするアプローチです。計画が立てやすく大規模型プロジェクトにも対応できますが、プロジェクト期間が長期になります。
私が今まで行ってきたオンプレミスのERPプロジェクトもウォータフォール型を基本としたアプローチでグローバルでもよく使用されている手法です。

アジャイル型アプローチ

アジャイル型はウォータフォール型に比べて仕様要件に柔軟に対応し、小規模なテストを行いながら短期間で実装していくアプローチです。

ただこのレポートでは、下記のポイントについて注意しています。

  1. 経営層、ユーザにアジャイル型プロジェクトを理解をして頂くようにクライアントと開発・コンサルチームで常にコミュニケーションを行い、アジャイル型専用のプロジェクト体制を構築すること
  2. アジャイルは単に反復で開発を回すだけではなく、短い開発期間で得た体験を有効に活用し、タイムリーにリスクや課題を検知し、それらを適宜解決していくといった、開発リスクを最小化するサイクルを実践すること。そうすることで、最終的にユーザーの要望にかなった製品の迅速なリリースが実現できます。

反復型(Iterative)アプローチ

最近では、従来のウォータフォール型とアジャイル型の中間である反復型(Iterative)アプローチのプロジェクトもあります。
アメリカでもクラウドベースのERPが本格化してきていますが、個人的には短期的なアジャイル型ではなく、クラウドベースのERP導入方法は、この反復型アプローチの方が多いと思います。
まずはユーザーがとりあえずテストできるプロトタイプベースでテストを行い、テストを繰り返しながら、部分的にリリースしていくアプローチです。

 

グローバル&ローカルニュース

今月のグローバル&ローカルニュースは、NYを本社としているWeWorkのニュースがたくさんありました。

グーグルがトロントで手がける「未来都市」は成功するか──データとアカウントが支配する街という挑戦

アルファベット傘下のSidewalk Labがカナダのトロント市と組んでスマートシティを再開発する計画を発表したニュース。

「サイドウォークでは、可能な限りあらゆる場所にあらゆる種類のセンサーを埋め込み、交通の流れや騒音レヴェル、大気汚染、エネルギー使用量、旅行パターン、ゴミの排出量などに関する情報を常時収集すると約束している」という事ですが、どんなスマートシティになるのか日本でも非常に参考になりそうです。

WeWork is opening an elementary school called WeGrow

WeWorkが続々とCoworkingスペースだけでなく、関連サービス、買収を行なっています。
まずは表題にもなっているWeGrowを開始。WeGrowはWeWorkで働くお母さん、お父さんのために託児所?学童?を兼ねた子供の教育ビジネスを開始したというニュース。
https://www.curbed.com/2017/11/6/16612912/wework-nyc-headquarters-private-school-entrepreneurship

またニューヨークではWeLiveというシェアハウス、コミュニティスペースサービスを始めています。
https://www.bloomberg.com/news/articles/2017-11-02/what-life-is-like-inside-wework-s-communal-housing-project

Wework関連でもう1つ、私もよくブロックチェーンなどのコミュニティグループで使っているMeetupが買収されましたね。
今はアメリカでもWeWorkが熱いです!

下記の4.ニューヨーク情報でも実際私が行ってみたニューヨークのCoworking Spaceについてレポートしています。

One of the biggest names in the auto industry says no one will own a car in 20 years

先月はデトロイトに行ってきたので、自動車業界の将来に大変興味を持ってこの記事を読みました。自動運転などのような変革によって自動車そのものが製造、製品からサービスに移行すること、20年後には「完全に自動化されたモジュールになるだろう」とのこと。

(日本語)https://www.businessinsider.jp/post-106911

資生堂が米国AI企業を買収

様々な日系企業が海外の会社を買収していますが、資生堂のアメリカ子会社がAI関連ベンチャー企業のGIARANを買収しました。AI技術がマーケティングやリサーチ、商品開発等を向上させるとのことですが、いまいち化粧品会社がAIを使ってどうビジネスに生かすのかイメージがわきません。ARでバーチャル化粧?会社の事業統合も含めて海外で頑張ってほしいですね。

ニューヨーク情報

最近私も家で仕事がすることが多いので、マンハッタンでミーティングがある時はたまにCoworking Spaceで仕事をすることがあります。
今日本でも流行ってきているCoworking Space/Shareing Officeですが、実際に私が体験したニューヨークマンハッタンのCoworking事情についてレポートします。

WeWork

業界でも一番知名度のあるWeWork。日本でも東京を中心に来年初めからサービスを開始するようですが、ニューヨークには現在WeWorkのオフィスが46拠点あります。これはニューヨーク市の拠点数なので、マンハッタンのミッドタウンやウォール街などで39拠点、ブルックリンで5拠点、クイーンズで2拠点となっています。

先日友人の会社が使っているWall StreetのWeWorkにお邪魔しました。
ここの料金は、フリースペースのデスクで一人月$600、一人専用のオフィススペースで月$810となっています。お洒落なオープンスペースは共有で誰でも使えますし、フリードリンク(ビールもタダ!)、郵便物の受領、ミーティングルームも予約することができます。

オフィスを使っている人は比較的若く、ベンチャー系のプロジェクトルームとして使っていたり、オフィス柄Wall Streetが近いので金融系の営業マンらしき人もたくさんいました。
オフィス内でのコミュニティや仕事のやり取りも頻繁に行われているようですし、お洒落なオフィスなので、活気があって仕事へのモチベーションは高まるのは確かです。数人の会社であれば、オフィスを賃貸するよりも安くお洒落なオフィスを借りれるので、いいですよね。

上記ローカルニュースでも触れた通り、働く家族用にWeGrowという学童のような子供向け教育ビジネスやWeLiveというシェアハウスのような生活、仕事全般にサービス拡大しています。

workeatplay

基本夜しか営業しないレストランの日中のスペースをCoworking Spaceとして貸し出すサービスをしているworkeatplayのレストランに行ってきました。

このレストランはEast VillageにあるBoulton&Wattというお洒落レストラン。12時から17時までの5時間を仕事スペースとして1日$10、月$150で貸し出しています。
ドリンクと電源、テーブルはフリーでお腹が減ればレストランのフードメニューやドリンクメニューが別料金で利用できます。

お店にとっても昼間の空いている時間をワーキングスペースとして貸し出すことで幅広い客層にリーチできるのと多少の売り上げには貢献している感じでした。

12時過ぎに行った時には早すぎたのかまだ私と犬だけという状況でしたが、10人ぐらいは仕事(しゃべってるだけ?)していました。

その他SpacesやThe Yardなどたくさんあるようですので、近所のワーキングスペースを探すこんなサイトも登場しています。
https://www.getcroissant.com/discover

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“Bluevison”とは。ブルーの信頼、誠実というイメージカラーとGlobe(地球)もイメージする”Blue”と先見、未来像、夢を意味する自分の好きな言葉の”Vision”を組み合わせた”Bluevision”(地球、グローバルな視点で未来を先見する)という意味です。
Bluevisionのサイトも構築してコンテンツも徐々にBlogとして更新していきますので、引き続き宜しくお願い致します。

メールでご紹介している情報に関してのトラブル等について当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。

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